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令和6年7月の二水サロンのお知らせ

■テーマ
「日米架ける夢の花草原」 〜ワイルドフラワー・グラベル緑花工法〜

■話題提供者
渡辺拓也さん
株式会社渡辺農園 代表取締役

■概要
標記工法(略称WG工法)を解説します。
これは、山野の自然な花畑を市街地へ導入する造園工法で、1980年代に基礎技術を米テキサス州高速道路局より移入、高温多湿のわが国の気候風土に適応するように試験開発を重ね、ようやく実用化、その後営業努力が実り、道路や公園等の公共緑化工事に数多く採用され商用化へ至りました。骨格は以下の三点でシンプルです。

1)土(土壌)を使わない→細かい単粒砕石(グラベル)を10センチ厚に敷き均
し植栽基盤を造成、これにより雑草の侵入を防止します。

2)苗(花苗)を植えない→花々(一年草と宿根草)の混合種子と宿根草花球根
(両者総称ワイルドフラワー)を春か秋に播き植えます。

3)水(潅水)を与えない→雨水のみで発芽・生育・開花します。潅水を繰り返
すと植物は徒長し雑草が生えてきます。

以上、植物本来が持つ生命力、自生力を最大限生かし野性的(ワイルド)な自生
景観(花畑)を都市周辺に創出、一方で低額施工・省力管理を実現しました。
当日はスライドでご説明します。ぜひご参集ください。

【日時】令和6年7月10日(水) 18時〜20時
【費用】500 円(先着10名)
【場所】NPO法人国際造園研究センター 06-6944-2040
(大阪市中央区大手通1-4-2 ワイズ谷町ビル202号)

【申込】kslsrs02@gmail.com まで(氏名、所属、携帯番号を明記)


「庭園見学ノート」を発刊しました。

 平成15年、センター設立当時から庭園部会で進めていました好評の庭園見学会で見学したうち、39箇所の庭園の見学ノートが完成しました。

 庭園見学会に参加された方はご存知と思いますが、NPO国際造園研究センターゆえの清水前理事長および京都育ちの吉田庭園部会長ならではの企画で、当日飛込みでは決して参観できない箇所もあり、また、講師のきめ細かい思いがけない解説だけでなく、庭園を管理されておられる部所の担当の方の専門的な観点からの説明など、施設のいわれや管理のご苦労など普段では聞けないことなど案内していただく機会にも恵まれました。部会の主旨からもこの見学は会員だけでなく一般の方の参加がたぶんに見られ、そのときの感触を各担当で書き上げました。