荻巣樹徳氏『植物と出会いの哲学』を語る会

今春、ベルギーのカラムタウト樹木園においてInternational Dendrology Societyの藤Wisteriaのシンポジュームが持たれ、そこで荻巣氏はフジの文化史を講演されました。氏の話から、シンポジュームの一部を紹介すると―藤については日本人との関わりが深い割に、残念ながら我々以上欧米での関心が深い。日本から持ち込まれた藤から100余りの園芸種が作出され、守られ残されている。これらは日本の中であまり知られていない、などなど。技術や情報など含めて『植物と出会いの哲学』を共有し、日本が次の世代に引き継ぐために今しなければなないことを痛感させられました。
 今回は半生をかけての中国西南部をはじめとするフィールドワークの紹介や日本の伝統園芸を掘り下げた貴重な「荻巣氏ならでは」の話の中に、植物への出合い、またその接し方について語っていただきます。なぜ今か?それは造園の植物の扱い方など、次の世代に引き継いでいく必要な時期が今まさに差し迫っているからです。また、大いに興味を惹かれる方も多いことと思われますが、幻の名著「絵で見る伝統園芸植物と文化」の草木歳時記 師走12月に登場するのはグランドカバーの一翼をなすマンリョウ・カラタチバナ・ヤブコウジです。ご期待に添いますように!
 今回は荻巣氏の長年、活動を支援する国内のグループ「千樹会」の主催による企画への協力参加を持ってお知らせさせていただいております。

日 時  平成28年12月9日(水)午後2時50分から4時40分
場 所  ドーンセンター(大阪府立男女共同参画・青少年センター)中会議室1
     〒540-0008 大阪市中央区大手前1丁目3番49号 電話番号 06-6910-8500  
参加費  5000円(資料代を含む)
主 催  「千樹会」
協 力  NPO国際造園研究センター 
定 員  30名 定員になり次第締め切らせていただきます。
なお、会終了後、荻巣先生を囲み付近で懇親の集いを行います。

参加希望の方は国際造園研究センター(Fax:06−6948−5282)まで申込書式で、問い合わせは電話で事務局 繁村(090-1072-5505)まで連絡をお願いします。