ミラノの北、スイスの国境近くにあるコモ湖の湖畔にはその湖の景観に劣らぬ美しい庭園のある邸館が多い
西岸の中ほどにあるカルロッタ荘は1690年の建造で、前庭にテラス式整形庭園が築造された。19世紀になって風景式の樹林園が追加され、500種以上の植物が収集され、5月にはシャナゲやアザレアの花が咲き高緯度にありながらヤシ類、バンヨウ、竹類、クスノキや地中海沿岸の植物など暖地性の植物も育っている。